【海外最新情報】終わることなき 差別と偏見とが生み出したものは? 映画「マイサンシャイン」

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1992年に起きたロサンゼルス暴動による、平和な街を無法地帯へと一変させた凄惨な光景と、その場所で一部始終を見ていた、ある血のつながらない家族たちの姿を描いた映画「マイ サンシャイン(原題:Kings)」

脚本を手掛けた、トルコ出身の女流映画監督、デニズ ガムゼ エルギュヴェン自らがメガホンを取り、一年を超える期間を要して撮影されたこの作品。
フランス・ベルギー・アメリカの合作として2017年に完成し、トロント国際映画祭でワールドプレミアが行われた後、2018年4月に全米で公開されたこの映画が、まもなく日本に上陸します。

世界一の超大国アメリカで、終わりなき差別と偏見の渦に飲み込まれる人々を、オスカー女優 ハル ベリーと、ジェームズ ボンドのダニエル クレイグ主演で世に放つ話題作。

映画「マイ サンシャイン」の見どころを紹介します。

全米を騒然とさせた ロス暴動の真実を描く

1992年4月29日に勃発したロサンゼルス暴動は、ダウンタウンの南にある地区 サウスセントラル(現サウスロサンゼルス)で発生した、白人警官によるアフリカ系アメリカ人への暴行事件が発端とされていました。

ですが、現地の住民にとってこの事件は、黒人へと向けられた圧力の、ほんの一部に過ぎません。
実際には、気が遠くなるほどの時を経て今もなお続いている、黒人に対する不条理な差別と偏見による、憎しみと怒りの連鎖が生み出した暴挙でした。

事件に注目していた女流監督

映画「マイサンシャイン」で監督を務めたエルギュヴェンは、全米を騒然とさせ、世界に衝撃を与えたロス暴動の隠された真実に、10年以上も前から注目していました。

エルギュヴェンは、幾度となく、事件が起こったサウスセントラルへと取材に赴き、三年の歳月をかけて脚本を完成させます。

この作品が注目するのは、ロサンゼルス暴動の裏側に潜む、多民族社会のひずみや、そこに生きる人々が抱える過酷な現実です。

暴動に巻き込まれた人々にスポットを当てる

当時のジャーナリズムは、ロス暴動の際に、サウスセントラルにいた黒人のすべてが暴徒と化し、破壊と略奪に手を染めたかのように報道していました。

現実には決してそのようなことはなく、現地に住む多くの黒人たちが、平穏な毎日に突如として起きた、信じられない集団的暴力の波に飲み込まれる結果に。

アメリカ社会に際限なく積み重ねられた差別と偏見によって、呼び起されたロス暴動が、人々に一体何を残すこととなったのか、それが映画における見どころの一つとなります。

不憫な子供たちを育てる 愛情ある黒人女性

貧しい黒人たちが暮らす、ロサンゼルス サウスセントラルの街で、苦しい生活にも負けずたくましく生きる、主人公のミリー(ハル ベリー)。

ミリーは、さまざまな理由から家族とともに暮らせなくなった子供たちを、自宅に住まわせて懸命に育てようとする、愛情の深い黒人女性です。
家では、毎日、子供たちの世話に追いたてられて、休むひまもありません。
けれどもミリーは、本当の家族みたいに思える子供たちの、楽しそうな笑顔を見るだけで、心から充実した気持ちになれるのでした。

社会のしがらみに耐えきれずに 逃れてきた白人男性

ミリーが住む家の隣人で、社会のしがらみから逃れて、ここサウスセントラルに独り暮らす、白人男性のオビ―(ダニエル クレイグ)。

オビ―は、子供たちの声で騒がしいミリーの家に、いつも文句を言いますが、本心では彼女や子供たちのことを温かく見守っています。

黒人たちを騒然とさせた 二つの事件

その頃、サウスセントラルでは、黒人たちを驚かせた二つの衝撃的な事件によって、住民たちの間で日々騒然となっていました。

その事件とは、スピード違反で捕まるのを逃れようとした黒人男性に対し、20人もの白人警官たちが車から引きずり出して、無慈悲な暴行を加えて重傷を負わせた事件。

もう一つは、ただ商品を買いに来ただけで、何の罪もない15歳の黒人少女が、店の韓国人女店主とつまらないことで諍いとなり。
その結果、少女に顔面を殴打された女店主が、逆上するあまりに少女の後頭部めがけて拳銃を発射し、殺害してしまうという事件。

特に一つ目の事件は、現場近くにいた住民によって一部始終が撮影され、その映像が全米のテレビネットワークで流されたことから、世界中から注目を集めることになります。

ある少年をきっかけに 家族の暮らしは一変する

ミリーは、母親が逮捕されたために、行き場を失った少年ウイリアムを保護し、自宅にいる子供たちとともに暮らすことにします。

ミリーの家で、いつも兄弟たちの面倒を見ている誠実な少年ジェシーは、気性の荒いウイリアムのことが、少し気がかりに。
それでもジェシーは、ウイリアムと一緒にいるうちに、少しずつ心が打ち解けていきます。

同じころ、ジェシーが秘かに想いを寄せている、同級生の少女ニコールも家を失って、サウスセントラルの街を当てもなくさまよっていました。

事件の判決に 世界が注目する

サウスセントラルの黒人たちは、先に起きた二つの事件に対する裁判の行方を、全員が、かたずを飲んで見守っていました。

白人警官たちが黒人男性に暴行を加えた、ロドニー キング事件と、韓国人女店主が黒人少女を射殺した、ラターシャ ハーリンズ事件。
これらは、ジャーナリズムによって、大きく取り上げられたことから、黒人たちはこの裁判に強い希望を抱いていました。

それは、地元ロサンゼルス警察による、サウスセントラルの住民たちへの不当な圧力と。
韓国系アメリカ人たちの、黒人に対する度を越えた偏見と差別は、L.Aの黒人たちにとって、長きにわたる周知の事実だったからです。

今回の事件で、自分たちの抱える不条理な現実に、きっと人々による目が向けられ、世界は変わるかもしれない。

そう、かたくなに信じる、サウスセントラルの人々の前に、ついに事件の判決が下されることとなります。

そして 運命の日はやってくる

しかし、住民たちの期待とは裏腹に、二つの裁判は、彼らにとって許しがたい結果となりました。

ラターシャ ハーリンズ事件の被告である韓国人トウ スンジャは、「わずか500ドルの罰金と保護観察処分」という、無実の少女を殺害しながら、ほぼ無罪と変わらぬ判決に。

ロドニー キング事件の被告となった四人の警察官には、何と、無罪の判決が下ります。

この警官に対する無罪判決が下った1992年4月29日、サウスセントラルの黒人たちによる怒りは頂点に達し、ついに白人と韓国人が経営する商店を狙った集団暴力事件、ロサンゼルス暴動が勃発します。

暴動に飲み込まれた主人公を演じる 名優二人に注目

その頃、ミリーの家では、暴動に参加しようとするウイリアムを、ジェシーが必死に食い止めようとしていました。
すると、テレビの映像に、暴徒と化した住民たちが商店に押し入り、品物を次々と略奪していく姿が映し出され…。

子供たちは、途端に家を飛び出して、あわてて商店へと駆け出していきます。
そして、ミリーの家には、幼い子供たちだけが取り残されることに。

そのことを知ったミリーとオビ―は、ウイリアムやジェシーたちを探すために、無法地帯と化した危険な街へと急ぎます。

静かな街が、信じられないような驚愕の事態となり、ミリーとオビ―は、一体どのような行動に出るのか?

とても想像できない状態へと追い込まれた、二人の大人を、名優ハル ベリーとダニエル クレイグがどのように演じるのか、この映画ではもっとも注目すべきポイントとなります。

主人公ミリー役は ハル ベリー

不憫にも両親と離れ離れになった子供たちに、懸命に手を差し伸べようとする、心優しき主人公ミリーを、オスカー女優 ハル ベリーが演じます。

ハル ベリーは、アメリカ オハイオ州クリーブランド出身の、現在52歳。
1999年のテレビ映画「アカデミー栄光と悲劇」に主演し、エミー賞とゴールデングローブ賞を受賞したハルは、2001年にビリー ボブ ソーントンとともに主演した映画「チョコレート」で、アフリカ系アメリカ人初のアカデミー主演女優賞に輝きます。

他にも、ピアース ブロスナンと共演した「007 ダイ アナザー デイ」や、「X-メン」シリーズなど数々のヒット作に出演し、注目を集めたハル ベリー。

最新の出演作は、2019年に公開予定となるキアヌ リーブス主演の大ヒットアクションシリーズ、「ジョン ウィック3:パラベラム」で、ヒロインの美しき暗殺者を演じることで話題となっています。

隣人オビ―役を ダニエル クレイグ

ミリーの隣に住む、社会のしがらみから逃れたくて、黒人の街サウスセントラルへとたどり着いた白人オビ―役は、6代目ジェームズ ボンドとして有名なダニエル クレイグが演じます。

ダニエル クレイグは、イングランド チェスター出身の現在50歳。

ダニエルが、ボンド役で映画「007 カジノロワイヤル」に出演した2006年、イアン フレミングが描いた原作のボンドのイメージにもっとも近いと高く評価され、シリーズ最高となる興行収入を記録する快挙を成し遂げます。

カジノロワイヤルの前作、「007 ダイ アナザー デイ」でボンドガールを演じたハル ベリーと、本作品で共演するのは、何やら不思議な縁を感じずにはいられません。

ダニエルは、2011年にデビッド フィンチャー監督のヒット作、「ドラゴンタトゥーの女」に主演。
その後は、2017年にスティーヴン ソダ―バーグの映画「ローガン ラッキー」に出演し、映画ファンには目が離せない、活躍ぶりを見せています。

映画「マイサンシャイン」の評価は?

ロッテントマトによると、映画「マイサンシャイン」の批評家による評価は、好印象と答えた人が、わずかに9%という散々な結果に。
映画を観た観客からは、好ましいと答えた人が33%と、残念な評価となっています。

名優二人を主役に配しておきながら、この作品が散々に酷評された理由として、
「ロサンゼルス暴動のさなかに置かれた人々の姿を通して、この歴史的事件の真実を追求する、その試みは評価できるが、肝心の脚本がそのレベルに達していないこと」
「完成した作品は、いくつかの興味深いプロットが存在するものの、それぞれが混乱を極めており、名優二人をもってしても上手く表現できていない」
と、このように語っています。

まとめ

ロサンゼルス暴動をテーマに、ハル ベリーとダニエル クレイグの名優二人が共演する、話題の映画「マイサンシャイン」。

意欲的なテーマに、素晴らしい俳優たちが取り組んだ、注目の作品ですが、肝心の評価が散々とは悲しいことです。

映画「マイ サンシャイン」は、12月15日に、日本公開となります。

Source: SATS

【海外最新情報】終わることなき 差別と偏見とが生み出したものは? 映画「マイサンシャイン」

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